円空・ザ・パンク!

仏像、ロックンロール、時々デザインについて語ります

ロジャー・ダルトリーという男

ロジャー・ダルトリーが好きだ。

愛してるといっても過言ではない。

 

ボーカリスト、本来ならバンドの中で最も目立つポジションである。

ところがそうはいかないのが、ザ・フーというバンドの特殊なところだ。

バンドのエンジンたるキ●ガイドラマー、微動だにしない変態ベースギタリスト、バンドの頭脳でもある狂気のギタリスト。

ロジャーも負けじとカクカク動き、マイクを振り回す。

でもどこか及ばない気がする、何故かそんな気がする。

 

もちろん顔だってカッコイイ、ハンサム。

金髪・碧眼・ちょいマッチョ、映画の主演もこなすナイスガイだ。

金髪パーマ長髪を振り乱し、服をヒラヒラさせ絶叫する様は神々しさすら漂う。

まぁあんまり女子にモテモテのイメージはないけど…(あくまでイメージ)。

 

言っておくがロジャーは素晴らしいボーカリストだ、間違いなく。

ザ・フーザ・フーたり得るのは、ロジャーのボーカルあってこそだ。

ピート・タウンゼントが作るどこか繊細で女々しい歌を、体育会系的マッチョに、そして情感豊かに歌いこなせるのは世界でロジャーだけだろう。

もっともっと評価されていいボーカリストだよ、ホント。

 

2004年、横浜で初めてザ・フーを観た。

そこにいたのは若いキラキラしたロジャーではなかった。

だけど猛烈にカッコ良かったよ、何なら若い時以上に。

あの日、聴いた『Behind Blue Eyes』を僕はずっと忘れない。

 

ちなみに若いロジャーはいい感じのマッチョだ。

それはまるで興福寺金剛力士像、緊張感漲る肉体なのだ。

ロジャー・ダルトリーは仏像ファンにもオススメです。

 

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みんな、ザ・フーを聴こうぜ!