ロックとダンスと遊行と
中学〜高校生の頃、憧れたテレビ番組があった。
一つは「アメリカ横断ウルトラクイズ」。
「ニューヨークへ行きたいかぁ〜!」「おぉ〜!」である。
これは僕が参加できる年齢になった時、番組がなくなった…。
もう一つは「元気が出るTV」の「ダンス甲子園」。
当時、一大ブームである。
出ればモテモテになるんじゃないかと思った。
ダンス甲子園の出場者の中で特に好きだったのが田中君(田中傑幸)だ。
L .L.ブラザーズは凄かったけど、アレは彼らにしかできない、彼らだから成立するダンスだった気がする。
田中君のダンスは「頑張れば自分もいけるんじゃないか?」と思わせてくれるところがあった。
また都会的で、どこか不良っぽくて、ストリートの匂いがして、とにかくカッコ良かったんだ。
ちなみに田中君は最近YouTubeとかもやってるみたいなので、興味ある方はぜひ。
「『一遍聖絵』の世界」という本を読んだ。
一遍はご存知、時宗の開祖である。
全国を遊行し、行く先々で踊念仏を広めた。
これは旅するストリートダンサーだろう、間違いない!
それも命をかけたハードなやつだ、最終的に一遍は遊行による疲労と栄養失調で亡くなったといわれる…。
しかしなかなか良い本だった。
『一遍聖絵』とは一遍の生涯を描いた絵巻だ。
今まで一遍についてあまり知らなかったけど、おかげで何となくその生涯・やってきた事が分かった。
また鎌倉時代の文化・風俗なども読み取れるので、興味ある方はぜひ。
いっぺん読んだら、一遍だけに!(大爆笑)