コンビとは…
ジョン・レノンとポール・マッカートニー、ミック・ジャガーとキース・リチャーズ、甲本ヒロトと真島昌利…。
ロック界には偉大なるコンビがいる、たくさんいる。
時にお互い寄り添い、時に激しくぶつかり合い、ロックンロール・バンドの両輪としてカッコイイ音楽を紡ぐ。
コンビは良いものだなぁ、やっぱり。
仏像界で「コンビ」といえば仁王(金剛力士)でキマリじゃなかろうか。
「阿吽の呼吸」なんて言葉もあるもんなぁ、昔から「コンビ」として人気者だったんだろう。
ほとんどのお寺の入り口には彼らがいる、いることが当たり前ぐらいの勢い。
それは人気者の証明、人気者だからこそ全国津々浦々まで門には仁王なのだ。
「悪い奴は中に入れない!」、そんな彼らはまるでロード・ウォリアーズ。
さすが円空作の仁王像、他のお寺で見られるような筋骨隆々、パンクラシストみたいな仁王像とは趣が異なる。
荒々しくザックリと彫られたフォルム、どこか変だが愛おしい表情、やっぱり円空仏なんだと見る度に思う。
残念なのは格子とガラス板(?)でちょっと(否、かなり)見にくいこと、もう少し見やすくして欲しいなぁ。
ロックンロールもプロレスも仏像もコンビは大事。
相方を大切に!