円空・ザ・パンク!

仏像、ロックンロール、時々デザインについて語ります

巨大仏に想いを馳せる

大仏、文字通り大きな仏像のことだ。

立像で丈六(一丈六尺:約4.8m)、座像で半丈六(約2.4m)を超えたサイズであれば、それは立派な大仏なのである。

そんな大仏の中で一際、異彩を放つのが巨大仏である。

 

ここで言う巨大仏とはだいたい昭和に作られた仏像だ。

その筆頭はやはり牛久大仏かな、全高120mの超巨大仏である。

何度か間近で見たけど、デカ過ぎて異様であり、有り難みがない。

そう、巨大仏は有り難みがないんだ。

デカ過ぎ、異様で不気味、おまけにコンクリ…。

「面白い」けど、「有り難い」とは違うよね、やっぱり。

 

日本にはそんな昭和巨大仏が多数ある。

どれもこれも今のところ有り難みは感じないけど、昭和なんてつい最近だもんね。

あと300年400年そのまま残っていたら、ありがたい仏像になるかもしれない。

そうだな、時間が「有り難み」を作るんだな、きっと。

 

巨大仏!!

デカけりゃ良いってもんじゃない…って訳でもない様な気がしないでもないw